RYUSEKI

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メッセージ

代表取締役社長根路銘 剛宏

平素は、りゅうせき並びにりゅうせきグループに格別のご高配を賜り、厚くお礼申し上げます。

弊社は1950年、沖縄経済復興の情熱に燃える創業者・稲嶺一郎を中心に戦後初の民間石油供給会社として創業いたしました。以来、島嶼県がゆえに台風による生活基盤への影響が大きい本県におけるライフラインを担う企業として、創業者から脈々と受け継がれてきた「社業の公共性に徹する」という精神に基づき、エネルギーの安全かつ安定供給に努めてまいりました。それは、離島地域に点在する暮らしの一つ一つを支え続けることであり、産業振興のダイナミックな創造展開に活力を送り続けることであります。

現在、世界は先行きが不透明で将来予測が困難な「VUCAの時代」だと言われています。現に近年では、新型コロナウイルスが猛威を振るい、地球温暖化による異常気象が頻発するなど、不確実で変化の激しい環境が続いております。また、国内・県内においては少子高齢化社会による国内市場の縮小、働き手不足による社会インフラの持続性が危ぶまれ、人口減少による地方の過疎化など、社会構造が抱える様々な課題が顕在化してきております。グループで主力のエネルギー事業においても、各国政府主導での脱炭素社会実現に向けた動きが加速し、「2050年カーボンニュートラルの実現」が共通目標となりました。このようなエネルギー政策の大転換期には、エネルギートランジション(移行期)としての取組みが必要です。弊社としても、デジタル技術を活用しながら、新たなサービスの創出、人手不足への対応、労働生産性の向上に取り組み、「既存燃料の安定供給」と「カーボンニュートラルの実現」を両立させ、沖縄県の脱炭素社会の実現に向け、トップランナー企業としての地位を確立してまいります。

2024年度は経営スローガンに「今を支え 未来へ挑戦 ~Challenge to the NEXT~」を掲げ、弊社の未来像「RYUSEKI GROUP VISION 2030」を策定します。昨年9月に導入した新たなCI(コーポレート・アイデンティティー)、そして創業者精神である「社業の公共性に徹する」という不変の理念を未来にわたって実践・継承していくために、「成長事業への挑戦」「人財開発と働き方改革」「企業価値(コーポレートブランディング)向上」に取り組み、私たちりゅうせきグループが「幸せを生み出す原動力」になれるよう、果たすべき役割を見極めながら、これまでの信用とこれからの期待に応えてまいります。

引き続き、倍旧のご懇意とお引き立てを賜りますよう、心よりお願い申し上げます。